テロの脅威拡大

テロの予防対策不備

個別社会課題

これまで安全だと思われていた都市における無差別テロ行為の頻発、被害者の急増

ソーシャルニーズ

人の流れを妨げず、服を着たままで金属やプラスティックを検出し、形状の判別が可能な非接触/高速なシステム

ビジネス事例

テラヘルツ波を使用した透視技術による空港セキュリティシステム(TeraSence)

小型のテラヘルツ波光源装置と、テラヘルツ波受信装置(イメージング装置)を組み合わせて、検出したい対象の透過画像を取得する空港セキュリティシステム。
テラヘルツ波領域は、光波と電波の中間の周波数帯であり、双方の特性を併せ持つ。テラヘルツ波周波数に共鳴する物質固有な吸収スペクトル(指紋スペクトル)が数多く存在している。
この特性を利用した非破壊センシング・イメージング技術は、安心・安全な社会を実現するための基盤技術の一つとして注目されている。

テロの脅威拡大

情報提供不足

個別社会課題

人が知らないうちに、犯罪発生エリアにはいってしまい、二次災害に巻き込まれる

ソーシャルニーズ

ユーザーがいる周辺でのリアルタイム警戒情報や対応情報などを発信するシステム

ビジネス事例

周辺で発生した犯罪のリアルタイム通知アプリ(Citizen)

米国Citizen社が開発した、日本の110番通報にあたる米国の「911情報」や警察の無線通信をベースに、日々発生している事件の中から、オペレーターが公共の安全を損なう事件を抽出して、ユーザーのスマホに通知するアプリ。
進行中の事件や犯罪をほぼリアルタイムで知ることができ、アプリを開くと近辺で発生した事件が時間順にリストアップされ、スマホから約400メートル以内の事件については、プッシュ通知が送られてくる。
また犯罪が行なわれている車の車種やナンバーをユーザーに通知し、その車を見かけた人が各所で中継するなどの機能もあり、犯罪検挙にも対応する。

個人情報流出の増加

利便性重視によるプライバシー漏洩リスク拡大

個別社会課題

あらゆる電子機器にセキュリティ対策が必要となるため、対策が複層化、複雑化し、システムが使いにくくなる

ソーシャルニーズ

従来の操作のままでセキュリティを向上させる技術・システム

ビジネス事例

通信トラフィックの正常パターンを学習し、そのパターンと比較することでセキュリティ監視を行うサービス(米:ジングボックス)

通信トラフィックの正常パターンを学習し、そのパターンと実際の通信トラフィックを比較することでセキュリティ監視を行うサービス。
IoTデバイスとその通信の状況を可視化し、機械学習技術を用いて監視対象となるIoTデバイスの動作把握を自動的に行い、リアルタイムで異常検知を行う。
IoTデバイスの正常動作を自動的に識別・学習し、正常な動作とズレがあった場合に異常と特定する。仮想化ソフトウエアの形態で提供されるため、IoTデバイスにエージェントなどを導入する必要がなく、簡易にセキュリティの向上が図れる。

個人情報流出の増加

情報セキュリティ人材の不足

個別社会課題

人材不足により、企業への標的型サイバー攻撃への対応が遅れ、個人情報流出が拡大する

ソーシャルニーズ

工場の人だけでサイバー攻撃に対応できる技術・システム

ビジネス事例

i-BELT+OPC UAによる製造現場のセキュリティ向上(オムロンPLCにシスコのネットワークセキュリティを組み込む)

オムロンPLCに、OPC UA(産業用セキュリティネットワーク規格)を準拠させるとともに、シスコのネットワークセキュリティ(エンベデッドサービスルーター機能)を組み込んだ製造現場のセキュリティシステム。
製造現場は、トレーサビリティニーズの高まりやAI、ロボティクスの積極的な活用が求められ、現場のネットワークと上流のネットワーク(企業IT領域)を接続、データ活用を進めていくことが必要とされている。そのため、製造現場のネットワークにおいても、IT同様のセキュリティ対策が必須となる。
ユーザー/機器/データの認証を現場レベルで対応できる形態で組み込み、製造現場担当者とIT担当者が安心して、データ活用を行えるシステム。

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