虫に取りつき、虫を殺し、虫から生える不思議なキノコ、「冬虫夏草」。「てら子屋」でゲッチョ先生からその存在を教わってから、「冬虫夏草」探しに夢中になってしまった人も多いのでは。ゲッチョ先生の最新刊、「冬虫夏草の謎」では、屋久島の調査を中心に、日本の冬虫夏草約50種をカラー図版で紹介し、その正体を徹底究明しています。
「冬虫夏草って、動物とかにはつかないの?」「死んだ虫から生えるの?それとも虫を殺して生えるの?」「間違った虫に取りついちゃった時は、どうなるの?」・・・こわい、気持ちが悪いと思っていても、「どうなるんだろう??」と、推理小説を読むような気持ちで引き込まれていってしまうから不思議。冬虫夏草という小さな存在を通して、森の中の生き物の関わり合いや、「研究」がどのようにすすめられているのかも見えてきます。